今日の一問 数学(高知県・改)
2013/12/03
-確率の問題-
あめ玉が10個入った箱が1つある。まず、1つのさいころを1回投げ、次のルールにしたがって、箱からあめ玉を取り出す。 次に、取り出したあめ玉を箱に戻さずに、もう1回さいころを投げ、同じルールであめ玉を取り出す。
このとき、箱の中に残るあめ玉の数が3個以下になる確率を求めよ。ただし、さいころはどの目が出ることも同様に確からしいものとする。
<ルール>
・さいころの出た目の数が奇数のときは、その目の数だけ箱からあめ玉を取り出す。
・さいころの出た目の数が偶数のときは、2個だけ箱からあめ玉を取り出す。
<答え>
4分の1
「箱の中に残るあめ玉の数が3個以下になる」=「箱から取り出すあめ玉が7個以上になる」ことなので、その組み合わせを考える。
<1回目の出目(取り出すあめ玉の数)>+<7個以上になるために必要な2回目の出目(取り出すあめ玉の数)>
6(2)+5(5)
5(5)+2(2)・3(3)・4(2)・5(5)・6(2)
4(2)+5(5)
3(3)+5(5)
2(2)+5(5)
1(1)+なし
以上の9通り。したがって、2つのさいころの出目の組み合わせは全部で36通りなので、確率は36分の9=4分の1となる。
<ワンポイントアドバイス>
問題文のまま「箱の中に残るあめ玉の数が3個以下になる確率」を求めようとすると、
<ルール>である「あめ玉を取り出す」行為の反対のことを考えなければならないので、時間も手間もかかってしまいます。なので、<ルール>をそのまま利用できるように「箱から取り出すあめ玉が7個以上になる」と読みかえることがポイントになります。